くまちゃんの にちじょ~

思うまま、あるがまま

2号と刺客  その4

よっこぃしょ!

さぁ、くまですっ。

さぁ続きを・・・

 

次から次へと くま には理解できないことが彼の口からいとも簡単に

出てきます。

これが 「時代」 なんですかね?

なんだか寂しささえ感じます。

彼には少し頭を冷やすことだけを告げ、今の2号の状況等も踏まえて

連絡することを控えてもらうことだけを告げ、その日は引き揚げて

もらいました。

時間にして23時くらいだったかな・・・

 

翌日、くまはいつも通り出社。

なにせ今の くま は集中力もないし、仕事もまったくはかどらない・・・

でも仕事ってやつは遠慮なしにきます。

数時間後、彼から くま のところに電話が・・・

彼:昨日はすいませんでした

  お父さんに謝りたくて、今からそちらに行ってもいいですか?

くま:どうぞ

内心、それどころじゃないんだけど・・・と思いながらも・・・

しばらくして彼が来ました。

昨日はすいませんでしたと・・・

次の瞬間、あっけにとられます。

 

彼:昨日あれからよく考えました。(12時間も経ってないけど・・・)

  2号(娘)に会わせてもらえませんか?

 

まったく彼は、こちらの要望を聞き入れてません・・・

昨日の話から数時間しか経っていません。

少し頭を冷やせといった事、連絡することを控えてもらうこと・・・

もはや彼はどんな強敵が現れようと、3分後には強敵をやっつけるウルトラマン

です。

しかし、ウルトラマンに負けられない 怪獣くまごろう です。

話をしていても昨日の復唱です・・・

ここまでくると、もぅなにが正解かわかりませんw

 

突然スイッチの入るくま・・・

 

灰皿は吹っ飛ぶ・・・

壁は穴があく・・・

彼のお父さんが参入してくる・・・

怒り狂う 怪獣くまごろう

 

くま:君の言いたいことはもういいから、原稿用紙3枚にまとめて提出

   するように。

   次に会うまでの宿題です。

   *お子様には原稿用紙で対応させてもらいます。

 

それだけを言って彼には強引に帰ってもらいました。

彼父には残ってもらい話をすることに。

息子が帰ると彼のお父さんは土下座しだしました。

やめてください とくま・・・(お父さんが悪いわけじゃないのに・・・)

優しいお父さんです。

彼父も自営業者。

しかも一番忙しいかきいれ時に・・・息子の為に仕事を抜けて・・・

息子に怒るでもなく・・・

彼にも言いましたが、君は  くま の子供でなくてよかった と・・・

君が くま の子供なら殴り倒してると・・・

彼父には今回の事は申し訳ないが、ひとまず2号本人が決めたように

動かさせてくださいとだけ伝えました。

 

2号が言った「狂っちゃった」の意味は本人にしかわかりません。

と同時に2号が堕胎を選択するなら早急にしないといけないような状況。

女の人はいつでも受け身です。

くまの知ってる2号は、ついこないだまで子供でしたけど目の前にいる

2号はもう女性なんですよね。

2号の中で同時にいろんな事を同時に考えなきゃいけない状況。

辛かったと思います。

 

ただこの時点で1号(長男)が2号(娘)に掛け合ってくれて2号が何を考え

どうしたいのかは1号には聞いてはいたんです。

2号は 堕胎 を決めていたんです。

ただ2号自身からそれを言ってもらわないと くま も動けませんし。

 

日をあらため1号を中心とし、2号、くま、母くま の4人で集まったのです。

2号自身どうしたいのか?

2号の口から聞こうと・・・

くまは昔からですが家族でいると、どうしてもふざけた事しかいいません。

くまはなにせ45歳にもなっても小学生の脳みそをもち、いつまでたっても

子供のままです。

まぁ・・・恥ずかしいだけなんですけどね・・・

ふざけたことを言うと、突っこんでくる1号と母くま。

久しぶりのこの感覚。

なにせ母くまは逃走中でしたから、4人で集まったのも1年ぶりかな。

1年前と同じ光景です。

状況は最悪な状況なのに くま は若干の心地よささえ感じててたかも・・・

そんな感じで話も進み最終結

2号の 堕胎の選択 です。

 

その選択がいいのか正しいのか、間違いなのかは誰もわかりません。

でも2号の選択したものに従うしかないのかなと・・・

難しいですね・・・

今回の件だけじゃなく、人として生きていく中でどうしても 分岐点 の

選択をする時がきます。

くまも体感してきました。

その分岐点をどちらに行くのか。

できればあの時こっちの道を選んでよかったと思いたいじゃないですか。

この先、2号がどう思えるのかわかりませんが・・・

 

                        ---つづく---

 

注記:世の中には子供が欲しくてもできないで苦労している方がいます。

   くまの周りにもそうやって苦労をして、子供を授かった人もいれば

   まだ授からない人もいます。

   その方たちには今回の選択はきつい選択だろうと思います。

   命を粗末にするなっ!

   なんてことするんだっ!

   それでも親かっ!

   そう思う方もいると思います。

   でもこれが事実なんです。

   堕胎 を選択した2号だけが悪いわけじゃないと思ってます。

   力足らずの父親ですから、批判は自分が受ければいいかなと思っています。

   気分を害した人には、くまが謝ります。

   ごめんなさい