2号と刺客 その7
緊急事態宣言の解除が早いのでは・・・と心配・・・
アベノマスクがまだ来ない・・・
そうだっ!
ドン・キホーテに買いに行こうっ!
と最善の策を取ろうと決意したくまですっ!
さぁ・・どんより空気の続きを・・・
母くま(別居中)の所に引っ越した2号(娘)
彼と彼の父母と会って話をする前に、くま と 母くま と2号の3人で話をすることに。
2号自身が今回の事にどう考え、これからどうしたいのか?
くまからは正直複雑な心境でもあったんですけどね・・・
引っ越しの件で何かが変わってたんです。
2号にも、母くまにも・・・
しかし、くまもそうも言ってられない。
間違いなく2号は一人で苦しんでたから、見殺しにもできないし・・・
とりあえずは2号の話を聞くことに。
話しにくそうに話し出す2号。
そうだよね・・・まだなんといってもつい先日、成人式が終わったばかりの
二十歳の女の子ですからね。
とくに今回の件に関しては繊細な話の内容だし、言いたくもなかったと思います。
本来なら、当人同士の話で解決できれば当人も親に知られたくなかったことも
親に知られずに済んだのに・・・
まるで事情聴取ですが仕方ありません。
最終的に2号の出した結論。
彼には会わない
堕胎の手術費用は全額払ってもらう
(これが通らないのはわかってましたが)
当面の生活費の負担
(これも難しいかと・・・)
ざっとそんな感じです。
彼に騙されてたと2号・・・
堕胎の手術の時の痛みとかわかってほしい等・・・
彼のしたこと、言ってきたことの責任の大きさに2号も分かったようです。
彼:堕胎するなら、もう先はないでしょう
彼が2号に伝えた言葉・・・。
これにも2号なりにしっかりと解釈してたように、くまには伝わってきました。
2号自身の口から これからの話 を聞いてる時に思いました。
お母さんになる人(今回は堕胎という結論になりましたが)ってここまで変わるのかと。
今まで見たことないような強い口調で2号が話をしてたのを覚えています。
女の人ってこうやって変わるのかと・・・
くま:女の人ってこわぃ・・・(心の叫び)
もぅ目が子供じゃない・・・
(くまは泣きそうです・・・)
そんな目で くま を見ないでっ!
(切実・・・)
こんな感じで2号のこれからを話してそれぞれの寝床へ
1週間ほど空いたところで彼と彼の父母、くまと母くまと2号の6人で話合いを。
空気が重い・・・
昔から くま はこの空気が苦手です。
でも2号のこれからの話をしなければっ!
それぞれが席につき、誰か話し出せ!と くま の心の声・・・
彼父:2号、体はどう?
大丈夫?
彼の父、母が2号の心配をしてくれてます。
この場面に至るまで、くまと彼父は2人で話は数度していました。
2号が日に日にボロボロになっていくのを伝えた後は、彼父は2号の心配もして
くれてました。
最初の彼父、母のイメージとは変わっていました。
2号:心配かけてすいませんでした
(こんな感じの返事だったかと・・・)
*後程わかりますが、くまの記憶が吹っ飛びそうな出来事が次々と起こります
くま:2号、自分で話す?話せないなら くま が話すけど?
2号:自分で話す
(たしかこんな感じ・・・)
ここで2号の最終決断を今一度おさらいします。
彼には会わない
堕胎の手術費用は全額払ってもらう
当面の生活費の負担
以上の3点が主な結論で話し合いは終わってました。
間違いありません。
まだこの時の くま のハードデスクは正常です。
2号自身から話すとの事ですから、じっと くま は我慢の子です。
2号が淡々と話し出します。
2号:今回みんなに迷惑かけてごめんなさい。
今回の子供にはほんとに悪いことしたと思ってます
・・・
・・・
できればこれからも彼と付き合っていきたいです。
もう一回タイミングをみて・・・
(くまのハードデスクが煙をあげます)
へっ???
くまは天井を見上げます・・・
母くまを見ますが目なんて合いません・・・
はい?
とりあえず2号が話し終わるまでじっと黙ることに・・・
また自分の耳を疑う事実が2号の口から発せられます。
2号:実は去年の末位から、お金が欲しくてキャバクラで務めてました。
黙っててごめんなさい。
(彼にも内緒にしてたんだと・・・)
そんな自分が言うのもおかしいけど、彼とこれからも付き合っていきたいし ・・・ (みたいな・・・)
くまは2号の口撃に耐えられません。
次から次へと・・・
マシンガンで撃たれるとこんな感じなんでしょうね・・・
意識を失いそうです。
くまのハードデスクはボロボロです・・・
もはやくまの頭の中には悲しいクラシックさえ流れません・・・
つづく・・・のかな・・・